スイッチ
  
スイッチとは・・・スイッチは電気回路をON/OFFするもので、機械接点式のほか、光学式、磁気式、アナログ・スイッチに代表される半導体式などいろいろなものがあります。スイッチは主に、電源のON/OFFを目的としたものと信号のON/OFFを目的としたものに分けられます。
● 切替スイッチ,検出スイッチ ● タッチパネル
● 照光式スイッチ● インテリジェントスイッチ
● メンブレンスイッチ● リミットスイッチ
 
切替スイッチ、検出スイッ チ
主な用途:大電流切替
【トグル(レバー)スイッチ】 電源スイッチなどにごく一般的に使われているスイッチで、レバーの操作によって接点を切り替える構造になっています。大きく分けてシーソー方式とスプリング方式が有ります。レバーを倒して手を放しても戻らないオルタネート方式と、手で押している時だけONするモーメンタリー方式の他、一度レバーを引っ張ってからでないと操作できないようにロック機能をつけ、誤って触れた時ににも動作してしまわないようにしたものもあります。
    その他) 電源スイッチ、マイクロスイッチ、シーソスイッチ、キーロックスイッチ、ボタンスイッチ
主な用途::小電流切替及び検出
【ロータリ・スイッチ】 回転軸にコモン接点があり円盤状をしゅう動させる構造です。
【スライドスイッチ】 接点をスライドする構造です。回路切替え用として多く使われます。
【プッシュ・スイッチ】 文字どうり押す事によって接点が生じる構造です。
【ディップ・スイッチ 】 スライド・スイッチのディジタル版。状態設定用としてデータ・バスにつなげることが多いため多くの接点が必要とされ、2〜8極といった連段式として端子ピッチをDIPタイプのICと同じにしたものです。ディップスイッチはスライド式のほか、接点構造がトグルと同じピアノ型、プッシュ型、シーソ型があり、小型化の要求からSIP(シングラインパッケージ)にしたものも市販されています。更に、ディジタル回路に使う場合は、スイッチ状態入力回路ではプルアップして使われるのでプルアップ抵抗内蔵型や、ダイナミッ.ク・スキャン用のダイオード内臓型も市販されています。
その他) タクトスイッチ、ディジタルスイッチ、レバースイッチ、キーボードスイッチ
 
照光式スイッチ
LED・白熱球・などでボタンを光らせ、ON/OFFの状態を容易に確認できるスイッチです。押しボタンスイッチなどが主に用いられます。
 
メンブレンスイッチ
一般的に金接点あるいは銀ペーストを印刷した上に、接点も兼ねてカーボン・ペーストを重ねて印刷して接点としたものをスペーサをはさんで重ねあわせた構造です。スイッチを薄く作る事ができる、印刷のためローコスト、スイッチ・レイアウトが自由といった特徴があります
 
タッチパネル
透明タッチパネルは、透明導電性薄膜技術を活かした抵抗膜方式のタッチパネルです。
タッチパネルは現在様々な方式が使われていますが、その中でも抵抗膜方式は、入力方式(ディジタル、アナログ)、
形状、サイズ等、設計の自由度が高く、価格も比較的安価なため最も実績のある方式です。
<<動作説明>>
◆ ディジタルタイプ
ポリエステルフィルム又はガラス板上に形成した透明導電性薄膜の透明電極を短冊状にパターン化し、上部電極(X軸)と下部電極(Y軸)を互いに直交するように構成します。下部電極面にドット状のスペーサを形成し両電極間にスペースを保ち、指等で押圧し接触した時のX座標とY座標より位置を検出するマトリックススイッチです。
◆ アナログタイプ
ディジタルタイプと同様の構成ですが、上部電極と下部電極の全面が均一な抵抗膜となっています。片面はX軸方向、もう片面はY軸方向に電極を引き出し、指等で押圧した時X1〜X2間とY1〜Y2間の抵抗値変化を読み取りディジタル値に変換して使用します。
 
インテリジェントスイッチ
スイッチに表示部を持たせ、一つのスイッチで多数の切替パターン出力をする事ができる、高機能スイッチ。
 
リミットスイッチ
物体が決まった位置に来た時に動作するスイッチ